老人ホームには入りたくない! 申し込みにはタイミングと説得が必要!?

老人ホームってどんなトコ

ご本人が納得したら入居のタイミングが決まる

 昔の時代は親と同居して子供と配偶者がお世話をするのが当たり前でした。
ただ、時代は変わりました。
施設は恐ろしい所ではありません。
我が子を保育所へ預ける人がいるように施設へ親を預ける人もまた今の時代のあり方なのだと思います。

ご本人の意思を尊重する

 施設へはどのような状況から入居される方が多いのでしょう。

①ご本人の意思で入居する方
②他の施設や病院など集団生活に慣れている方
③独居もしくは子供との同居生活をしている方

大抵がこのようなパターンからの入居になるのではないでしょうか。施設に入りたくない方にはどうすれはよいのでしょう。
 ①や②はあまり気にする必要はないと思います。
ただ③はご本人が自宅生活に満足している場合が多いので、すぐの入居は難しいかもしれません。ご本人が不都合を感じていて思案中であれば納得して頂けるかもしれませんが、ご本人が自宅での生活を望むのであればきちんと説明をしても難しい場合があります。

 例えば身体的レベルが重度であったり、中程度以上の認知症の方は定期的に説明しながら入居生活に慣れて頂くしかないと考えています。施設側も色んな方を受け入れていますので大抵の人は対応に慣れています。

ただし、ある程度しっかりされている方は少し様子を見ることをオススメします。なぜかというと入居されてから一気にレベルが落ちてしまったり、ずっと子供の考えをマイナスに捉えている方を何人も見てきました。ご家族としては何かあった後では遅いと感じているからこそ施設を検討されているとは思いますが、予防的に安心のために入居されたい方は少し時間が必要かもしれません。

 かといって入居する前はとても嫌がっていたのに集団生活に慣れてきて、どんどん笑顔を取り戻された方もいます。逆に最初は自らの意思で入居されたのにストレスがたまって日増しに状態が悪くなり退居され自宅に戻った方もおられます。施設に合う合わないは必ずあるようです。人それぞれ巡りあわせは違います。その都度その都度一緒に考えていくことが大事です。

施設入居へのタイミング

 どんな人も最初は施設への入居に慣れていません。集団生活ですし、施設ごとに決まりやルールもあるでしょう。それでもやはり施設に入居することがベターだと思った時が入居のタイミングではないでしょうか。

 日本全体でみると施設に入居している割合はとても少ないです。ただ様々な理由の中でせっかく施設入居を検討されるわけですから、多少は明るい希望を持って入居して頂きたいものです。

残された人生をもっと気楽に生きよう

 施設生活に慣れた方々とお話ししているうちに感じたことがあります。私の勝手な感覚ですが、子に頼れない、もしくは子のいない方はもともと心が自立されている方が多いように感じます。最初からアテに出来る子がいないと割り切ってらっしゃるせいかご家族への依存度が低いのではないでしょうか。

誤解を恐れずに言うとするならば我が子への不満をずっと語っている方に比べると、子に頼らず自分の意思でしっかりされている方のほうが施設での生活を上手に活用されているように見えます。特に女性に多い気がしますが子供への熱い想いが逆に落胆や負のスパイラルになってしまう。もう少し気楽になれば前向きに過ごせるのにな、と感じることがあります。

 せっかく新たな生活へ一歩踏み入れるわけです。ある程度割り切って有意義に過ごして頂けるよう、ケアしていきたいと思います。

☆まとめ☆

①ご本人が納得したら入居のタイミングが決まります。ご家族としては何かあった後では遅いと感じているからこそ入居を検討されているのだとは思いますが、予防的に安心のために入居されたい方は少し時間が必要かもしれません。

②どんな人も最初は施設への入居に慣れていません。集団生活ですし、施設ごとに決まりやルールもあるでしょう。それでもやはり施設に入居することがベターだと思った時が入居のタイミングではないでしょうか。

③誤解を恐れずに言うとするならば我が子への不満をずっと語っている方に比べると施設での生活の質が全く違うように見えます。特に女性に多い気がしますが子供への熱い想いがもう少し楽になればよいのにな、と感じることがあります。

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