【施設入居検討中の方】老人ホームに入りたくない!? 見学や体験へ行きましょう!

老人ホームってどんなトコ

出来れば高齢者施設に入居したくない

 老人ホームへの入居を考えた時、嫌がる方は多いでしょう。
集団生活は息苦しいですよね。でも、そんなに不自由な所でしょうか。暗くてヘンな匂いのする建物なのでしょうか。
「百聞は一見にしかず」です。ご自身の目で見て頂くのが1番早くて分かりやすいです。

高齢者施設の見学と体験に行こう

 入居を検討される時はいくつかの施設をピックアップして頂き、可能であれば老人ホームの見学、さらに可能であれば体験入居をしてみて下さい。少し見ただけでは何も分かりませんが、雰囲気だけでもイメージが広がるのではないかと思います。

 お部屋の状況やトイレ、出来れば浴室も見せてもらえると良いですね。スタッフは挨拶をしてくれるのか、ナースコールがなりっぱなしではないか、全てを見極めることは難しいですが判断材料としては十分だと思います。

体験入居をされる時は食事や入浴、他入居者の方とお話しも出来たら1番ベストです!

 そして、体験入居をしたからと言って必ずその施設に入居しなくてはいけないわけではありません。お世話になったのに入居しなかったら失礼になると思う必要はありません。いくつか見学や体験入居を検討しているんだということを最初に伝えておくとキャンセルしやすいかもしれません。

ただし、体験入居を希望される場合は大抵有料です。お問い合わせ時に確認してみて下さい。
※施設によっては体験入居ではなくショートステイの利用を案内されるかもしれません。

老人ホームに入りたくない

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">ご本人</span></span>
ご本人

「老人ホームになぜ入らないといけないのか。」
「自分の家で自分の家族が自分のサポートをしてくれるのが当たり前じゃないか。」
「配偶者や子供、嫁が世話をするのが当然」
「自分も家族の世話をしてきたんだから、施設には入りたくない」

 と考えてらっしゃる方は多いと思います。
特にお年寄りの方は息子やその嫁が同居して自宅で親の面倒を見るのが昔は当たり前でした。そのご苦労は本当に大変なことだったでしょう。

ですが今は時代は変わっています。

老人ホームは考え方を変えれば便利で有効的な生活空間だと私は考えています。

 老人ホームであれば家族に負担をかけてしまうというストレスはありませんし、家族側も誰が主に介護をするのかと言い争う必要もありません。

 場所が変わっても家族は家族です。今は電話や面会だけでなくインターネットツールを利用してラインやズームで交流する方法もあります。離れていても本人と家族はつながることは出来ると思います。

老人ホームを考えるタイミング

老人ホームへの入居を考える時、それには必ずタイミングがあります。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">ご家族</span></span>
ご家族

「入院中に心身レベルが低下して自宅へ帰るには不安がある」
「最近お世話の負担が増えてきて軽減したい」
「将来のことを考えて元気なうちに引っ越ししておきたい」

理由は様々だと思いますが、大抵は今後の不安を少しでも解消したいために老人ホームへの入居を検討されるのだと思います。

 ただ、その時に重要なポイントがあります。ポイントを押さえておくことで入居後のトラブルや不安材料を取り除くことが出来ます。 

入居に向けてのポイント

①本人が納得しているか

 認知症を患っていても現状を理解出来る方はおられます。
家族や専門家からしっかり説明して本人が納得して頂くことは入所後も含めとても大切なことです。
忘れてしまっても何度か説明しているうちに覚えて頂ける方もおられますし、話すことで安心して下さる方もおられます。

ただ、残念なパターンもあります。
あまり説明を受けず「息子に行けと言われたから」とか「嫁は自分のことしか考えてない」など納得せずにガマンして入居された方は入居後も精神状態が不安定になります。


②本人と家族だけでなく周りの親戚や専門職に相談しているか

 本人に理解して頂きやすい方法として家族だけでなく兄弟姉妹や子供たち、ご本人の仲の良い友達や信頼している専門家など、色々な人達を交えて方向性を決めることも大切です。
病院での会議(カンファレンス)や在宅で介護をして下さった人達との話し合い(サービス担当者会議)などが代表的な場です。

③色々な老人ホームを検討したか

 専門家が進める老人ホームやネットで上位に検索される老人ホームももちろん適切ですが、検討する際はその地域の役所へ行って一覧表をもらって下さい。
そして問い合わせをしていくつか資料を取り寄せてみましょう。

☆まとめ☆

①老人ホームへ入るには適切なタイミングがあります。現状を踏まえ今後の不安を少しでも解消したいために入居を検討されるのだと思います。

②老人ホームは本人と家族がずっと離れているわけではありません。今は時代は変わっています。老人ホームは考え方を変えれば便利で有効的な生活空間だと考えています。

③老人ホームを選ぶときは色んな人と話して検討しましょう。そして老人ホームを検討する際はいくつか資料を取り寄せてみましょう。

④老人ホームを見学、体験したら色々なことが見えてきます。全てを見極めることは難しいですが雰囲気だけでもイメージが広がるのではないかと思います。

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