誰だって在宅が1番です
職場仲間と老後の話しをすると「施設はイヤ、絶対ずっと自宅が良い」と言います。
でもその彼女はヘビースモーカーで甘い物が大好き、失礼ですが「ふくよか」です。
何とも複雑な気持ちになるのは私だけでしょうか?
私も在宅が1番と考えています。恐らく現在老人ホームにご入所されている方々も同じでしょう。
ただ、どうしようもない時だってあります。
そんな時に検討の1つとして前向きな気持ちで施設生活を考えて頂きたいと考えています。
在宅で最期を迎えるために
将来の生活空間が在宅であっても高齢者施設であっても同様、色々と準備をすることが大切かもしれません。
そして要介護になった場合、在宅の方が家族など親戚や親しい知人にお世話になる頻度は高くなると思います。私も含めご自身の将来を改めて見直されることをオススメします。
①健康管理に気を付ける
当たり前なことですが、ご自分の身体を大切にしましょう!
ただ、老人ホームで快適に生活されているご入所者全員が一切タバコや飲酒をしていないとか、毎日身体を動かして偏食もしない、などの統計データは私の中ではありません。
なぜならスポーツが嫌いとか、野菜なんて大嫌いという100歳の方が実際おられましたし、90過ぎても飲酒しながら楽しく生きてらっしゃる方もおられるからです。
何が正しいと断言は出来ませんが、ご自身の適切な健康管理を少しずつ模索することは無駄ではないでしょう。
②家族や親戚と良好な関係作り
老後問題として、これが1番かもしれません。
良好であれば在宅であっても老人ホームであっても何も心配する必要はありません。今後の将来の話しを定期的に行って自分の考えや想いを伝えておかれると良いかもしれません。
ただ、周りの方達と関係性が不良であれば大変です。誰かしら保護者になって頂かないと在宅であっても施設であっても介護保険サービスは使いにくいです。これから少しずつご自身を助けてくれるような親戚を探し出し、プラスになるような関係作りを心がけましょう。
誰もおられない場合は成年後見人を探すことになるかと思いますが色々と制約があり、不自由さを感じることは否定出来ません。
③お金を貯める
人生の最終章にご自身で何かしらのお支払いをすることはとても難しくなります。
いずれ誰かにご自身の全財産を託すしか方法はありません。その時に託すものがないことを想像してみて下さい。託された側はとてつもなく大変なことになります。そうなると大きな後悔を背負いながら最終章を迎えなくてはなりません。
補足として、在宅で最期を迎えたい場合、住み心地の良い環境を整えることが大切です。たくさんの方のお宅を訪問させて頂きましたが、建物の構造上、在宅復帰出来ない方が多いです。様々な福祉用具を活用してもなかなか現実的でなかったり、費用が高額であったりして断念してしまう印象です。
今一度皆さんの自宅を振り返ってみて、段差や幅、立地条件などを見直してみると良いかもしれません。
そして最後にセキュリティです。最近のニュースでは宅配を装った強盗など防犯対策にも気を付けて下さい。在宅であれば在宅なりの注意点がたくさんあります。少しでも安心で快適な生活空間を整えていきたいですね。
☆まとめ☆
誰しもが1人では生きていけません。
誰かにお世話になる日が必ずやってきます。
在宅であっても老人ホームであっても、ご本人とお世話をする側の双方が少しでも気持ちの良い関係性で生活出来たなら、それはとても理想的なことだと思います。