ショートステイの利用に向けてメリットデメリット

老人ホームってどんなトコ

ショーステイ(短期入所生活介護)を利用したことはありますか?

 ショートステイを利用してみたいとか、ショートステイを定期的に利用している方はおられますか?
 
老人ホームでは在宅におられる方がお泊りで数泊入所出来るサービスがあります。毎月定期的に利用されている方や、ご家族の都合により突然数日入居される方もおられます。

 ご新規の方は特に、ご本人やご家族だけでなく、受け入れる側も様々な心の「ざわめき」があるものです。

利用前情報との違いで右往左往するスタッフ

 定期的に利用されている方はご本人もご家族もそして施設側も安心した気持ちで対応出来ます。当たり前ですが、受け入れ態勢もそんなに身構える必要はありません。

 ただ、ご新規の方は先に得ている情報が実際とは異なっていたり、ご本人が施設に慣れていなくてプチパニックになっていると、なかなか施設側も右往左往します。中にはご家族が施設に何度もお電話してくる方もおられます。

 ショートステイの場合は本入所とは違って、ご家族が不在の場合もあるため持ち物のチェックが重要です。期間中のお薬や衣類、入れ歯なども含めお名前が記入されているか、最終排便はいつなのか、在宅からの入所は情報収集に時間がかかります。

ショートステイとは在宅におられながら短期間、施設に慣れて頂くことや、ご家族の用事や休息のために数泊施設で生活して頂くことです。利用に際してはケアマネージャーと相談の上、お話しを進めるとスムーズです。介護度によって介護保険を使っての利用可能期間は違います。

 ショートステイは本入所に比べて少しだけ利用料が高いです。そのせいか短期間だけなら受け入れましょう、と色んな方が来られます。今でも忘れられない方を数名ご報告します。

①エレベーターの前でずっとお化粧をされている方。エレベーターから誰か出てこられる度に声をかけるので、みんなかなりビックリします。
②車いすに座ったままの姿勢で両手で車いすを持ち上げて中腰のまま歩行される方。かなりキケンです。そして女性です。
③ただひたすら熟睡されている方。「この方ずっと寝てるけどー」
④真正面にスタッフが立つと両腕をつかんで壁ドンする方。イマドキとは少しやり方が違います。ちなみに女性です。

在宅で生活されている方はそれぞれの生活スタイルがあります。施設ではなかなか対応が難しい方もおられました。その度、スタッフは右往左往するわけです。

メリットデメリット

メリットデメリットをざっくりとですがまとめてみました。

【メリット】

定期的に利用することで施設生活に慣れてくる
家族の休息が出来る(入浴・排泄・食事など)
身体を動かす機会や他者との触れ合う機会になる
規則正しい生活を過ごしリズムを整える

 長期間うまく利用されている方は毎月数泊利用することで、突然のご家族の入院や不幸などがあった時に急きょ利用されても施設側も対応しやすいです。もしくはいずれ本入所されたい方は双方が慣れているので他のご新規さんに比べて受け入れやすいことも事実です。

【デメリット】

ご本人とご家族共に環境の変化に混乱する
普段と違う生活により転倒のリスクや体調不良の原因になる
不安による認知症の悪化

 どうしても集団生活であるため、施設のルールがあり、窮屈に感じるのは当たり前だと思います。とりあえず、可能な範囲で様々な施設を検討しましょう。そして、気に入った施設が決まれば定期的に利用することをオススメします。

 結論どのような状態であっても、せっかく選んで利用を決めて頂いたわけですから、気持ちよく利用してもらいたいものです。利用して頂くからには施設側も前向きにお受け入れします。お帰りの時に「また利用したい」と思って頂けることが最高の施設側の想いではないでしょうか。

※ショートステイとは違って、夏の暑い時期だけ、とかご家族の都合により1か月だけ入所したいなど、数か月だけ入居を希望されるパターンもありますが、それは介護老人保健施設であったり有料老人ホームなどが対応出来る可能性があります。是非気になる施設に問い合わせてみて下さい。

☆まとめ☆

①定期的に利用されている方はご本人もご家族もそして施設側も安心した気持ちで対応出来ます。ただ、ご新規の方は先に得ている情報が実際とは異なっていたり、ご本人が施設に慣れていなくてプチパニックになっていると、なかなか施設側も右往左往します。

②メリットデメリットをざっくりとですがまとめてみました。結論どのような状態であっても、せっかく選んで利用を決めて頂いたわけですから、気持ちよく利用してもらいたいものです。

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