施設を見学する際の視点
私は老人ホームを見学することが好きです。
たった数十分しか滞在出来ませんが、色んなことを知ることが出来るのでとても面白いです。
あくまでも私の感想です。
是非、興味のある方は今後のために見学してみましょう。
ただ施設は生活空間ですので節度を守って見せて頂きます。
見学に慣れましょう
まず見学の前に必ずインターネットを活用して下さい。
たくさんの情報が載っています。
ただ必ずしも全ての情報が正確ではありません。何もかも信じてしまわないよう注意して下さい。
気になる施設があればネット検索し、色々なサイトを読んでみましょう。そして、どんな種類の施設なのか把握しておきましょう。同じ種類の老人ホームでも施設によってコンセプトが違いますので、どのような利用の仕方をしたいのか考える良い機会になるかもしれません。
流れとしては、調べる → 問い合わせ → 施設見学 → 体験利用 をオススメします。
そして、見学する際の注意点として
①外観にダマされない
最近の施設は見た目に迫力を感じる施設が多い気がします。圧倒されないように気を付けましょう。生活が始まると見た目より中身です。
②施設によってコンセプトが違う
その施設の方針や考え方、方向性など「うたい文句」や「キャッチフレーズ」は何なのかを把握しておきましょう。(多様性、リハビリなど)
③スタッフの挨拶、表情。
私の場合は現場で働いているスタッフの表情や挨拶が重要だと考えています。
挨拶をする余裕のない空間はなかなか生活しづらいです。こわばった表情で忙しいのと柔らかい表情で忙しいのとでは印象が全く違います。やはり気持ちよく働くスタッフのいる施設の方が安心出来るのではないでしょうか。
そして、入所者への話し方も聞いてしまいます。どうしても長いお付き合いになると必ずしも敬語を使っていないことがあるかもしれません。敬語よりも話し方を私は気にしてしまうかもしれません。
ただ、その様子をジロジロ、じっくり見るのは失礼になるので、自然に迷惑にならないようにしましょう。
時間に余裕のある方はなるべく１か所だけではなく、何ヶ所か見ていくと慣れてきます。遠慮せず色々と質問して落ち着いてゆっくりと見学しましょう。
記憶に残るヘンテコな老人ホーム
私が勝手にヘンテコだと思った施設です。
本当は納得のいく深い理由があるのかもしれませんが、あくまでも見学レベルですので、とても失礼な表現になっていたら申し訳ありません。
施設に入った突端「葉」の模様が壁一面に広がった施設がありました。目に優しいのかもしれませんがどこに行っても壁が生い茂った緑でなかなか印象的でした。一時的な空間であれば落ち着くのかもしれんませんが、壁ばかりが気になってしまいました。施設長の好みだそうです。
食堂に行くとそこは２階の高さまで吹き抜けになっていて、大画面のスクリーンが設置されていました。目の見えにくい人にも見やすいようにとのことでしたが、その時は野球が放送されていました。オリンピックや甲子園の決勝戦ならまだしも普通のプロ野球でした。野球を否定するつもりはありませんが老人ホームって大半が女性です。食事中に大画面で野球を見たい高齢者ってどれだけおられるのでしょう。
色々なランクのお部屋を案内して頂いたのですが、右へ曲がり左へ曲がり、部屋を出たらまた右へ曲がりと、迷路のような廊下で迷子になりそうでした。私が高齢者であれば徘徊と間違えられそうです。
大浴場に入った途端、大きなアーチ状の階段が目に飛び込んできました。湯船に浸かるための階段がアーチ状になっていて１段１段がとても高いんです。
普段であれば足元から少しずつ入水しながら階段を下りる浴槽や足をまたいで湯船に浸かる大浴場はよく見ます。でもそのお風呂は素っ裸でまず階段を上がりそして下って入るという、健康ランドや温水プールで出会いそうなアーチ状の階段です。かなり衝撃的でした。
☆まとめ☆
①たった数十分しか滞在出来ませんが、色んなことを知ることが出来るのでとても面白いです。
あくまでも私の感想です。是非、興味のある方は今後のために見学してみましょう。
②私が勝手にヘンテコだと思った施設です。本当は深い理由があるのかもしれませんが、あくまでも見学レベルですので、とても失礼な表現になっていたら申し訳ありません。
さらに帰り際になるとアンケートなど書いて欲しいと言われることがあるかもしれません。
内容を見るとアンケートだけでなく、個人情報も書く欄が大抵あります。
見学した施設が気になる方は正直に書いて頂ければ今後につながるので必要ですが、あまり興味がなければ正式に記入する必要はないかもしれません。
もちろん、しっかりと「個人情報は記入出来ません」と伝えることが出来る方は良いですが、言いにくい方は記入しなかったり、市区町村程度まで書けば充分でしょう。
施設側としては苗字と電話番号以外の情報が知りたいのは当たり前です。お客様獲得のためには大切な情報です。しかし見学した施設が参考程度であれば正直に書く必要はないと私は考えています。