なぜ高齢者施設で働くのか、癒される人生の先輩方

老人ホームってどんなトコ

ずっと老人ホームで働いています\(^o^)/

 色んな人に聞かれます。なぜそんなに施設で長く働いているの? 
何から何まで全てお年寄りのお世話をしているの? 身体大変じゃない? 
高齢者施設を知らない人って未知の世界なんですねぇぇぇ。

人生の先輩と過ごせるって有り難い

 高齢者の方々と接する仕事って思っている以上に結構楽しいですよ。もちろんご本人が出来ないことは全てお世話をします。でも人生の先輩であり、経験豊富な方とのコミュニケーションは色んな学びがあります。そして世代も違うので普段では話さないお話しが出来て自分にとっても有益ですし、とてもプラスになると思います。

 職場の雰囲気や一緒に働く仲間との関係性で気分が落ち込んだりすることはありますが、ご入居者だけでなくご家族との交流により気持ちが楽になったり、癒されたり救われたことは何度もあります。根拠のないことを言われることもありますが、どちらかと言うと、基本的には楽しいことの方が大きいです。
 身体が不自由な方も認知症の方も終末期の方も、それぞれ生き方も違えば考え方も違います。もちろん症状も違いますが余生をうまく過ごしている方や不器用な方、とても人生の勉強になっています。そしていつまでも忘れられない方は何人もおられます。

自分の最期が分かっていたのか、身辺整理を突然始め周りに最後の挨拶も済ませ2週間で亡くなった方、自分の余命を決めて救急車から降りずに施設に帰って来られた方、長寿を目指して生き抜いた方、まだまだたくさんおられます。人生の中ではたった1場面ですが関わることが出来て本当に良かったなと何度も感じています。

仕事だから出来る

 当たり前ですが、施設スタッフはご本人をお世話するご家族という立場ではありません。
24時間365日お世話しないといけないわけではありません。決まった時間に仕事を終えて、いわゆるタイムカードを通せばナースコールがなっても対応する必要はありません。そして例えご本人からヒドイことを言われても、傷つくことをされても所詮他人、いくらでもスタッフが交代することが出来るわけです。
もちろん体力的にはかなりハードです。人手が足りずイライラすることもあります。「働いてみたい」という人がいたら、どう答えるか正直分かりません。

 先ほど「楽しい」とか「癒される」という表現を使いましたが、あくまでも以上を踏まえた上での発言です。
しかも、私はパートの介護職です。
ご家族であれば気軽には使えない言葉だと思いますが、だからこそご本人とご家族と第三者が交わることでうまくご本人の人生に寄り添えるのではないかな、と考えています。

身体が資本

 施設では身体を動かすことが多いです。それは健康にも良いことだと思います。
 
 ただし、身体的負担になるとそれは大きな問題です。高齢者施設では移動時や移乗時、排泄や入浴など何かしらの身体的介助を行うことがとても多いです。そんな時に腰痛や膝痛は致命的です。当然ですが、負担軽減出来るような介助の指導は受けていますし、整体に通うとか自主的にストレッチを行っていても、やはり身体的負担のため退職するスタッフはいつまでも絶えません。

 ですから少しでも長く働き続けられるように自分の身体とうまく向き合いながら取り組みたいと思います。

☆まとめ☆

①高齢者の方々と接する仕事って思っている以上に結構楽しいですよ。人生の先輩であり、経験豊富な方とのコミュニケーションは色んな学びがあります。

②当たり前ですが、施設スタッフはご本人をお世話するご家族という立場ではありません。だからこそご本人とご家族と第三者が加わることでうまくご本人の人生に寄り添えるのではないかな、と思います。

③施設では身体を動かすことが多いです。身体的負担になるとそれは大きな問題です。少しでも長く働き続けられるように自分の身体とうまく向き合いながら取り組みたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました