介護者はあくまでもサポーター

入居後の生活編

ご本人の支援者であることを意識する

 介護者はサポートを必要とする人が少しでも快適な生活を送ることができるように支援することだと思います。決して使用人や雑用係ではありません。

依頼と依存の境界線

 ご本人の性格なのか、病気なのか、もしくは寂しさや不安からくるものなのか一概には言えませんが、いつの間にかスタッフへの依存度が高まってくる方がおられます。
「〇〇さんはやってくれたのに、〇〇さんはやってくれない」など生活する中で要望が増えてしまい、仕方がないことだと分かっていてもスタッフとの関係性に溝が出来てしまうこともあります。

 そんな時はなるべく話しを聞くようにしています。そして出来ることと出来ないことの説明をします。ご自身で出来ることはなるべくご自身でやって頂きたいのですが、それが今は本当に出来ないことなのか、スタッフの顔色を見て依存したいだけなのかはご本人の性格を考えて判断するしかありません。
 言葉の言い換えや伝え方の方法を変えたりしながら、少しずつ納得して頂くしかないと考えています。

スタッフは介護者である前にあくまでも人間ですから、要望が増えたり嫌なことを言われたりすると感情があふれてしまうこともあります。なるべく一旦落ち着いて対応することも大切だと思いますし、スタッフ間で連携を取りながら担当者を変えたり、立場の違うスタッフが対応したりして、うまく関わっていきたいと考えます。

いくつになっても認知症になっても女性らしさは大切です

 毎朝お化粧をする女性。
家に帰らなくちゃいけないのでメイクは欠かしません。でもお化粧道具をなくしてしまうので、ポーチ探しに忙しいです。
他の女性もお風呂上がりには必ずウィッグをつけます。朝になるとズレてしまうので、それを戻す男性スタッフは息子のようです。
そして、毎日出かけようと帽子をかぶる女性もいつもオシャレです。毎日何を着ようか思案します。考え過ぎてかぶっていたのを忘れてしまったのか帽子を2枚かぶって準備をされていました。

 いくつになっても認知症になっても女性らしさは大切ですね。

☆まとめ☆

①介護者はサポートを必要とする人が少しでも快適な生活を送ることができるように支援することだと思います。決して使用人や雑用係ではありません。

②いくつになっても認知症になっても女性らしさは大切ですね。

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