また来るね、また来てね

入居後の生活編

交流もサプリメントの1つ

 高齢者の方は意外にサプリメントがお好きですね。1つだけでなく、何種類も服用されていて驚きます。新聞やテレビの広告、ドラッグストアのチラシなどから情報を得て服用されているようです。

色んな人との交流

 人は1人では生きていけません。子供も高齢者もそれは同じです。孤独が好きな人もたまには笑っておしゃべりしたほうが身も心もリフレッシュ出来て健康的ではないでしょうか。
そして、大切な家族との交流も必要ですが、普段話さない人との交流はもっと刺激があって素敵な時間になるでしょう。ちょっとした話しでも、グチでもたいしたことのない話しでも、クスっと笑えたらそれだけで気分転換になりますね。
 たくさんのサプリも大切ですが、スタッフを含め色んな人と少しだけでも会話をして頂けたらサプリのような効果があるかもしれません。

また来るね、また来てね

 長年同じ施設で働いていると、もちろんお客様と職員という立場は変わりませんが、いつの間にか話す機会が増えていくうちに祖父母と孫のような、何とも説明しにくい関係性になります。
 
 ナースコールがなって訪室すると大抵がご本人とスタッフの2人きりです。洗面や更衣、排泄やシーツ交換、その他の雑務など様々ですが、その間に他愛のないことを話してケラケラと2人で盛り上がることもしばしば。

 通常であれば部屋を出る時「それでは失礼致しました」と挨拶をしますが、つい楽しくなると「じゃぁ、また来るね」と言って出てしまう時があります。そうするとご入居者も「はい、また来てね」なんて返して下さる方もおられます。
ちょっとしたことですが、私もまた他愛のない話しをして良いんだと思えるし、ご入居者もまた気軽にナースコール押していいんだ、と思って頂けているのかもしれません。
なんだかそれだけで「ほっこり」します。

お2人にうふふっと話題にされました

 老人ホームの廊下をカートを押しながら歩いていました。椅子に座った認知症のお2人の前を通り過ぎた時、お恥ずかしながらつまづいてしまいました。
「、、、あら、あの子、大丈夫かしら」
「ホントねぇ、、、なぁんにもないトコなのに、つまづいたわね」
私をネタにスローペースで会話をされています。嬉しい反面、慌ててしまい次はカートからシーツを落としてしまいました。
「うふふ、あらあら。。。今度は、、、何か、、、落としたわね」
「、、、落ち着かないわね、、、あの子、ふふふっ」
お2人からはどんどん離れているのによく見えていますね。笑って頂きホント有り難い限りでございます。

☆まとめ☆

①大切な家族との交流も必要ですが、普段話さない人との交流はもっと刺激があって素敵な時間になるでしょう。ちょっとした話しでも、グチでもたいしたことのない話しでも、クスっと笑えたらそれだけで気分転換になりますね。

②ちょっとしたことですが、私もまた来て良いんだと思えるし、ご入居者もまた気軽にナースコール押していいんだ、と思って頂けているのかもしれません。

③私をネタに話題にしてくれて、笑って頂きホント有り難い限りでございます。

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