歳取るほど頑固、ではなく柔らかマインド

入居後の生活編

考えないこともスキルの1つ

 高齢者施設に入所すると忙しくする必要はありません。
3度のお食事、上げ膳据え膳だけでなくお風呂の掃除も必要ありません。
シーツ交換もお洗濯も気にしなくて良いんです。

その人に合った生き方が「自分らしさ」

 高齢になったら自分のために生きましょう。もう誰かのために生きる必要はありません。
そして、子や配偶者に頼り過ぎてもいけません。依存しすぎるとせっかくの良い関係性が崩れてしまいます。
総合的に高齢になるほど、あまり深く考えない人の方が得をしている気がします。

「どうしてもっといたわってくれないのか」
「ちゃんと関わってくれないからつまらない」
「なぜ時間通りに世話をしてくれないのか」
と施設への依頼心が強く頼り過ぎてしまうと、なかなかストレスのたまることが増えるでしょう。
ずっと不満を抱いていたり、マイナスな発言ばかりでは満たされた空間も台無しです。
とにかく肩の力を抜いて、脳内をほぐす気持ちで今ある環境を大切に出来たなら、もしかしたら「施設に入所して良かった」と気が楽になるかもしれません。

ただ、逆に自分で思い通りに動くことが出来ずにイライラしてしまう方もおられます。
高齢者施設は何かしら生活をする上で不自由な人達が入所する施設です。出来ないことはさっさとあきらめてお世話をしてもらいましょう。
任せることは任せて、出来ることはゆっくりと取り組みながら時間を満喫するという考え方はいかがでしょうか。
それがいわゆる「自分らしさ」につながるのではないかと思います。

コミュニケーションは楽しい

 コミュニケーションは本当に大切だと実感しています。話したり関わることで相手のことが良く分かります。そして相手もこちらのことを理解してもらうことが出来ます。
「どうぞ」「有り難う」のような最低限の会話だけでなく、出来ればもう一歩踏み出した会話がベストではないでしょうか。
だからといって椅子に座ってじっくり話す時間はあまりありません。
入浴介助中やシーツ交換の間など、手を動かしながらの交流で充分だと思います。
お互いが少し分かり合えると、お互いが気持ちよくすっきりとするように感じます。

☆まとめ☆

①高齢になったら自分のために生きましょう。もう誰かのために生きる必要はありません。そして、子に頼り過ぎてもいけません。依存しすぎるとせっかくの良い関係性が崩れてしまいます。

②コミュニケーションは本当に大切だと実感しています。話したり関わることで相手のことが良く分かります。そして相手もこちらのことを理解してもらうことが出来ます。

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