介護用品の便利グッズを活用しよう

入居後の生活編

介護用品は店舗だけでなくネット通販も利用する

 介護用品って何のことだかご存知でしょうか?
高齢者施設で働いている私ですが、お恥ずかしながら即答出来ません。
 
・・・ですので色々と調べた結果をご報告致します。
介護用品とは介護に用いられる物のことを言い、広い範囲で使われます。自助具や日用品、介護保険給付対象の福祉用具なども含まれます。
 福祉用具は製品が限られており、使用する事で要介護者本人の日常生活動作能力の維持・改善を見込める道具のことを言います。

在宅におられる方は介護保険を使ってレンタル出来る福祉用具があります。
例えば・・・
要支援や要介護1の認定を受けた方は
手すりやスロープ、歩行器や歩行補助杖などがレンタル出来ます。
(例外として要介護2以上の福祉用具が給付出来る場合もあります)
そして、要介護2以上の方であれば
車椅子や特殊寝台、床ずれ防止用具などがレンタル出来ます。

ちなみにオムツなどは各自治体などで現物支給や助成金支給など実施していることが多いので、気になる方は是非お問い合わせしてみて下さい。

 それではレンタル出来ない物、購入した方が生活が豊かになるかもしれない介護用品はご存知でしょうか? 
高齢者施設で働きながら私が便利だなぁと感じるグッズを独断と偏見でいくつか紹介させて頂きます。もう既にご存知の方もおられるかもしれませんが少しでもストレスを減らす」お手伝いが出来れば嬉しいです。是非参考にしてみて下さい。

便利グッズ

 介護用品ってケアマネージャーさんや介護用品店に行かないと知らないグッズってありますよね。そもそも使いたくても知らない物の方が多いように感じています。

介護用品ってどんな物があるのかしら?

 長年、色々な高齢者施設で働いていますが、正直まだまだ知らないグッズがたくさんあります。
今回はなるべく気軽に手に入る商品をご紹介させて頂きます。

まず1つ目のオススメはコレです。

★ジッパープル★
お洋服のファスナーやチャックの持ち手が使いづらいと感じたことはありませんか?
輪になった紐を穴に通して取り付けるだけで一気に簡単便利になります。服だけでなくカバンやポーチ、お財布にも使ってみて下さい。

たいしたことのないアイテムと思われがちですが、施設では結構困ってらっしゃる方がおられます。着るのをあきらめてしまったり、面倒くさくなるのかポーチのジッパーが開けっ放しなんてこともよくあります。

そして2つ目のオススメはコレです!

★ボトルオープナー★
高齢者施設で働いていると、よくペットボトルのフタを開けて欲しいと言われます。
今の時代は自動販売機で色々な飲み物が買えるので便利ですが、お年寄りはなかなか開けにくいようです。
誰にも気を使わず、1人で開けたい時にアイテムを使用すると簡単に開けることが出来ます!

百均ショップに行ったついでに是非手に取って見て下さい。色んな種類がたくさんありますよ。
使いたい時にこのアイテムがどこへ行ったのか分からなくて困ることがあるかもしれません。
1度使ってみて、使いやすいようであれば安価ですので複数個あると便利でしょう。

次のオススメアイテム3つ目はコレです!

★マジックハンド★
手の届かない物を手元まで運ぶことが出来ます。
ティッシュや落ちた物、もしくは高い所の物をつかんだり、様々なことに使えます。
高齢の方であればその場で動かず、アイテムをうまく使いこなせば思い通りです。

高齢者施設のお部屋に伺うと、コレを持っている方よくおられます。そして必ず取って見せて下さります。物によって得手不得手があるようで、こっちの方がつかみやすい、とか、こっちの方が遠くの物を取れる、など用途は様々なようです。中には何種類かをベッドの横に立てかけて使い分けている方もおられました。

4つ目のオススメアイテムはコレです!

★靴下補助具★
靴下が楽に履ける道具です。
靴下を差し込んで、そこに足を入れ紐をゆっくりと引っ張るだけで身体をかがめずに履くことが出来ます。
高齢になるにつれて身体は硬くなり手の力も衰えてきます。そんな時に助けてくれるアイテムです。

コレはさすがにご存知のない方が多く、ケアマネージャーさんからすすめられた方が多いように感じます。少し練習が必要ですが、ゆっくりと引き上げることがポイントです。時間はかかるかもしれませんが、自分で出来るというところが魅力的です。

そして最後にオススメ、5つ目はコレです!

★手元スピーカー テレビ用★
テレビが聴こえづらくて音量を上げると周りに迷惑をかけてしまうと感じてる方!
とてもオススメです。イヤホンだと長いコードが必要だし、部屋の中で動きづらいですよね。
コレを使うと自分の近くに自分の聴こえやすい角度に置いてスイッチオン!

テレビの音量を上げるより、ご自身の周りだけ音量が大きいので一緒に生活する人も気になりません。周囲を気にされる方がよく購入されています。少し高価ですが便利なアイテムであることは間違いなしです。

以上、オススメアイテムを紹介させて頂きました。高齢の方に何かプレゼントされたい方や普段から不自由に感じている方がおられましたら、参考にして頂けると嬉しいです。

日々感じていることですが、少しでも快適に過ごせることが1番です。極端な言い方ですが身内も他人もそれぞれの人生があり、介護をしてくれる人口もどんどん減ってきています。
だからこそ様々な道具を知って、ご自身で選別し、使いこなすことが生きていく上で最良な方法だと私は考えています。
介護用品に限らず使いやすい便利な物をどんどん活用して少しでも心地よい人生を謳歌しましょう。

眼科へ行こう!

 実家へ帰ったり年配の方とお話しをした時に、使い方が分からないからとスマホを渡されることがあります。そして困ったことを解決してあげようとスマホを触ると、ビックリするぐらい画面が汚れていることってありませんか?
 
メガネも同じで、話していると相手のレンズの汚れが気になることがあります。
何が言いたいかって、ご本人の気付かぬうちに視力が低下しているように感じるのです。そんな方が時々おられます。

 最近、白内障の手術をされた高齢の方と話ししました。

手術は日帰りだし、最初は目薬が面倒だけど、見えるようになったおかげで家中のホコリが気になって仕方がない。今までは見えてなかったんだわ。

と笑いながら話して下さりました。
 是非、ご自身や気になる周りの方のスマホ画面やメガネレンズを改めて確認してみて下さい。もしかしたら、そろそろ眼科へ行ってみた方が良い時期かもしれません。

☆まとめ☆

①様々な道具を知って、ご自身で選別し、使いこなすことが生きていく上で最良な方法だと私は考えています。介護用品に限らず使いやすい便利な物をどんどん活用して少しでも心地よい人生を謳歌しましょう。

②ご本人の気付かぬうちに視力が低下しているように感じます。ご自身や気になる周りの方のスマホ画面やメガネレンズを改めて確認してみて下さい。もしかしたら、そろそろ眼科へ行ってみた方が良い時期かもしれません。

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